『欅坂46と愛の救世主』

 

今回のブログでは二期生に焦点を当てるため、ほとんど二期生の視点から書くが、すべて一期生へのリスペクトをふまえた上での文章である。

また、メンバーの公式ブログや雑誌インタビューを何度か引用するが、必ずしも時系列に沿ったものとは限らない。

 

欅坂46と愛の救世主

なぜ、二期生は愛されるようになったのか?

 

 

鳥居坂46が発表されてから3年が経ち、欅坂46に新しいメンバーが加入することになった。

2018年、「坂道合同オーディション」を開催。

2018/12/03、12/04、12/05、3日間かけて欅坂46二期生メンバーが発表された。

 

「“21人の絆” を壊す二期生」という構図から始まった。

合同オーディションということで、3グループそれぞれに新メンバーが配属されたが、当時の欅坂46に二期生を快く迎える雰囲気があったと言えば嘘になり、むしろ反発的な態度が多かったと言ったほうが正しいだろう。

乃木坂46はそもそも新しいメンバーを迎えること自体が3回目なわけで、ファンにとってもメンバーにとっても慣れたものだった。

けやき坂46(当時)については、配属されたのが1人だけという特殊な環境だった。

欅坂46に9人が加入するというのは、ほかの2グループと比較してもかなり挑戦的なもので、ファンが反発したのは予想通りとも言える。ただ、その予想以上に反発されたのも事実だ。

加えて、2018/12/04と12/05放送の歌番組で、二期生が『アンビバレント』に参加したのも、ファンを必要以上に動揺させた要因かもしれない。

 

既に卒業した一期生メンバーがいるとは言え、“21人の絆” と全員選抜を大切にしてきた欅坂46にとって、二期生9人の存在は “21人の絆” を壊し、選抜制が導入されることを強く予感させ、「ファンが二期生9人を嫌っていた」というよりは、「ファンが潜在的に二期生9人を恐れていた」という表現の方が的確かもしれない。

何かが変わってしまうことが怖かったのだ。

とにかく、快く迎えられてはいなかった。

(念のため書いておくが、もちろん歓迎していたファンが全くいなかったわけではなく、その証拠に「お見立て会」に参加したファンはたくさんいる。)

 

そんな雰囲気が彼女たちに伝わっていないはずがなく、加入当初の二期生のインタビューを読むと、そのほとんどで「一期生さんが築いてきた欅坂46を二期生が壊さないように」という「謙虚」とは違った消極的なニュアンスの発言が多かった。

「“21人の絆” を壊す二期生」について、二期生が自ら触れることはほとんどなかった。ラストライブが終わるまでは。

 

 

いち早くアプローチしたのは菅井友香だった。

2018/12/10、「欅坂46二期生・けやき坂46三期生 お見立て会」

「挨拶したときに印象に残っている先輩メンバー」を聞かれた二期生のほぼ全員が菅井友香の名前を挙げている。

 

一方で、すぐに迎え入れられる一期生ばかりではなかった。

『欅って、書けない?』第186回【1期生と2期生がペアロケをしてきました!後半】

鈴本美愉と藤吉夏鈴のペア

藤吉夏鈴「二期生が入ったとき、正直どう思いました?」

 

鈴本美愉「今までみんなでやってきた部分もあるし、『入っちゃうんだ…』ってちょっと気持ち的にもマイナスで、でも入ってきてくれて一人一人の色とかもあって、今となってはグループにプラスになったなってすごい思って、入ってきてくれて本当によかったなって今は思ってる」

2019/06/24『欅って、書けない?』

二期生加入当初、一期生の中でただ一人鈴本美愉だけがマイナスな感情を抱いていたわけがなく、この発言からは、ファンだけでなく一期生も少なくとも心の奥底では歓迎していなかったことがわかる。

(同時に、加入から半年が経った2019年6月までに、既にこのような込み入った話ができるくらい一期生と二期生が信頼関係を築いていたこともわかる。)

 

二期生加入から1年半が経った頃、一期生があのときの心情を語っている。

守屋茜「グループが変わっていくことは怖かったです。二期生が入りますとなった時はやっぱり不安でした。今後、このグループはどうなるんだろうって。でも、二期生はみんないい子たちで、新しい風を吹かせてくれました。だから、グループが変わっていくこともいい意味で捉えられるようになりました」

『BUBKA 2020年3月号』

 

渡邉理佐「最初に二期生が入ってくるってなったときは、『これで欅坂46がいい方向に行くんじゃないかな』っていう前向きな気持ちもありつつ、やっぱり複雑でした。それまでずっと一期生だけでやってきたので、そこに新しい子が入るのは、正直不安でした。今は感謝の気持ちが大きいです。二期生はほんとにいい子たちで、欅のために自分の役割とかやるべきことを全うしてくれる素敵なメンバーだなって思います」

『月刊エンタメ 2020年6・7月合併号』

一期生が言うこの「不安」は、前述したファンの心情に通ずるものなのではないか。

 

個人で言うと、松平璃子はかなり早い段階から一期生との距離を縮めていた印象があるが、やはり期全体ということになると最初の頃はまだ距離があった。

 

アウェイの状況下で、まず最初に動き出したのは松田里奈と山﨑天だった。

「二期生のリーダー的存在」と評されることの多い松田里奈だが、彼女が他の二期生と極端に違っていることが一つある。それは「坂道に詳しくない」ことだ。

オーディションを受けるきっかけは大抵の場合、「元々、欅坂46のファンで」というものだが、松田里奈の場合は「お姉ちゃんに勧められて」というものだった。

あえてこのような言い方をすれば、松田里奈は「坂道合同オーディション合格者の中で、最も坂道シリーズに詳しくない人」だ。

この「詳しくない」ことは普通ならマイナスに働くが、それを最大限プラスに変えたのが松田里奈の魅力なのだろう。

2019年4月に行われた「欅坂46二期生 おもてなし会」では、すでに松田里奈が円陣の中心を担っており、二期生の支えになっていたことが想像できる。

内側に働きかけたのが松田里奈だった。

 

一方、外側に働きかけたのが山﨑天だ。

2019年4月・5月、「欅坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」。

山﨑天が全員の前で「二期生もアニラに出させてください」とお願いしたというエピソードがある。

おそらく、山﨑天が言わずとも二期生の参加は決まっていたが、それでも彼女があの時期にあのメンバーの前で言ったことに意味があるのだろう。

彼女の言葉にはいつも欅坂46と一期生へのリスペクトがあった。

そのアニバーサリーライブのMCで山﨑天はファンの前で次のように語っている。

山﨑天「ずっと見てきた欅坂46というグループに入れて、アニバーサリーライブというとても大切なライブに二期生も参加させていただくことが本当に嬉しいです」

「欅坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」

 

 

2019年7月、「欅共和国2019」。

アニバーサリーライブの二期生はとにかく食らいつくのに必死でまだ固い印象があったが、この辺りから徐々に余裕が生まれてきた。

森田ひかる「アニバーサリーライブは、『間違えないように』って気にしてばっかりだったんですけど、欅共和国ではライブ中に初めて『すごく楽しいな』って思ったんです」

『BUBKA 2020年3月号』

 

関有美子「それまではグループに馴染むように、悪目立ちしないようにとか、間違えて他のメンバーに迷惑を掛けないようにということばかり考えていたんです。でも欅共和国の頃からライブを楽しめるようになってきた気がします。それまではとにかく初めてのことばかりだったけど、だんだんとライブをすることや先輩と一緒にステージに立つことにも慣れてきたんです。そこでやっと心に余裕ができたんだと思います」

『別冊カドカワ 総力特集 欅坂46/櫻坂46 1013/1209』

 

そして、「欅共和国2019」後に発売された『別冊カドカワ 総力特集 欅坂46 20190807』

二期生全員での座談インタビューでは、「欅坂46の世界観に見合った表現力が足りない」「ダンスがもっと上手くなりたい」と一期生に刺激を受けた二期生が向上心を露わにする発言が見られ、「欅坂46」の一員としての自覚が目に見えて強くなっていく。

 

 

その矢先、欅共和国2019の数日後、欅坂46 9thシングルの選抜発表が行われた。(選抜発表の様子が放送されたのは9月だが、選抜発表が行われたのは7月)

松田里奈「1つの目標として、いつかは選抜制になったら選抜に入りたいっていうのもあったし、いつかフロントメンバーになりたいとも思っていたので、素直には嬉しいです」

2019/09/09『欅って、書けない?』

松田里奈がこれを発したとき、彼女にしては珍しく、声が震えていた。

 

 

「夏の全国アリーナツアー2019」。

選抜発表があったことを全く感じさせないパフォーマンスには感服させられたが、初日の仙台公演のMCを務めた二期生は、公演後スタッフにものすごく怒られたと語っている。

要約すると、二期生MCの出来があまりよろしくなかったようで、2日目からはネタを十分に確認して臨んだという。

二期生全体が怒られたのは、これが最初で最後だったかもしれない。

 

 

そして、東京ドーム公演。と言いたいところだが、その前に収録されたであろうあの回に触れないわけにはいかない。

2019/09/30『欅って、書けない?』第200回【殻を破りたい2期生たち】

この回は、ライブやその他の活動も含め、二期生の2年間において最大のターニングポイントになったと言っても過言ではない。

二期生をフィーチャーする回は何度もあったが、二期生だけで収録したのは後にも先にもこの回だけだ。(富士急ハイランドロケなどは二期生のみの収録だったが、スタジオには一期生もいた。)

この回を振り返ったインタビューで、井上梨名・武元唯衣・松田里奈を中心に全員がかなり気合いを入れて臨んだことを明かしている。

このあたりから「二期生は一期生にないものをもたらす存在」という雰囲気がファンにもメンバーにも浸透し始める。

これは、一期生を軽視しているのではなく、逆に言えば「一期生は二期生にないものをもたらす存在」と言い換えることもできそうだが、そんな二期生に一期生が刺激を受け始めたのもこの時期からだった。発売時期は少し先だが、二期生の存在が一期生の考え方を変えるようになった。

齋藤冬優花「前は絶対に空いたポジションを埋めない方がいいと思っていたんです。でも今はそう思わなくなりました。音楽番組で『不協和音』を披露するときも、初期は今泉の場所を空けてやっていて、そこを詰めるとか埋めるっていう概念が自分の中にはなかったんです。でも、考え方の幅が狭かったなって、今は思っていて」

 

石森虹花「最初、今泉のポジションを空けて『ミュージックステーション』に出た時や、初めてのツアー中に平手のセンターを空けていた時も、ステージ上にはいなくても思いは一緒だっていう気持ちで、パフォーマンスをしていたんですけど、今は逆に不完全なものを見せたくないっていう風に自分も考え方が変わりました」

『B.L.T. 2020年6月号』

 

9月、東京ドーム公演。メンバー・ファンともに認める、欅坂46の一つの集大成となったこのライブ。

このライブでも、MCは二期生が務めることになった。

 

 

2期生大好き!!!!

この8人に出会えて同じグループになれてとっても幸せです

みんなが愛おしくてたまらないよ

これからも一緒に頑張ろうね

いつもありがとう

松田里奈 公式ブログ

 

 

二期生ー!

本当にみんなで良かったと一緒で良かったと

思えます。いつもありがとう。

これからも一緒に色んな事に乗り越えていこうね!

森田ひかる 公式ブログ

 

 

武元唯衣「私たちの力でドームが実現したわけではないので、先輩方の集大成に私たちが力添えするという感覚でした」

『BUBKA 2020年3月号』

二期生はシングルリリースにこそ恵まれなかったが、加入から約1年間で「東京ドーム」「日本武道館」「欅共和国(野外単独ライブ)」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」「COUNTDOWN JAPAN」「NHK紅白歌合戦」と、“アイドル” としてはほぼ全て達成したのではないかというほど、誰もができるわけではないたくさんの経験を積んできた。

これらが一期生のおかげというのは紛れもない事実だ。

 

同時に、一期生が4年間で培ってきたことに、二期生はたった1年で食らいつかなければならなかった。

卒業メンバーのポジションに入るため、全員が全曲参加とまではいかなかったが、それでも1年足らずであの量の振付を覚えるのがどれだけ大変だったか想像に難くない。

2020年4月時点で、二期生全員が欅坂46の全体曲をすべて踊れることが明かされている。

石森虹花「私達や周りのスタッフさんが、一緒に過ごして1年間で二期生がすごく頑張ってきたのを見ているし、成長も感じているから、本当に9人はすごいんだよって言って、ちゃんと自信を持たせるのも一期生の役目なのかなって思います。だって、二期生全員が欅の全曲踊れるってすごくないですか!?私達が4年かけたことを1年でやるって普通にできることじゃないから、それだけでもすごいし、誇りに思ってほしいなって思ってます」

『B.L.T. 2020年6月号』

 

武元唯衣「自分が出てない時、ほかの二期生が踊ってるのを見ると羨ましくなる。みんながお互いに『ズルい』って言い合うっていう。でも、いつどの曲に入っても大丈夫なように、みんな全部踊れるようになってるよね」

 

井上梨名「前は『もし入ることになったらどうしよう』って思ってたのが、『どこでもいけます!』に変わったのは大きいなと思う」

『B.L.T. 2020年6月号』

 

もちろん、振付に限った話ではない。

東京ドームの頃には誰もが認める「欅坂46のメンバー」になっていた。

それはファンの雰囲気だけではなく、二期生自身の発言にもあらわれている。

井上梨名「初めてドームと聞いた時はピンときませんでした。先輩方が積み上げてくださったものがあってこそなので。自分のこととは思えなかったんですけど、今まで築き上げられた欅坂46をさらにパワーアップさせるのが二期生の使命だと思っているので、一期生さんの気持ちについていこうと思っていました」

『BUBKA 2020年3月号』

加入当初は「築き上げられた欅坂46を壊さないように」と語っていた二期生だが、この頃には「パワーアップさせる」という意気込みまで語っている。

 

少し経ってから同じような発言が繰り返されている。

井上梨名「最初はやっぱり、二期生がポジションに入ることに戸惑いというか、『本当に入っていいのかな』っていう遠慮があったけど、今はまったくなくて。ポジションに入ったことで、欅の一員としてもっと頑張りたいなって思う。なんか申し訳ない気持ちみたいなのが消えたのが、1年の変化やなって思う」

 

武元唯衣「自分達で言うのもあれやけど、二期生みんな強くなったなっていうのは、すごく思ってる。1年前の今頃はたくさんの曲の振り入れをしていた期間で、みんないっぱいいっぱいでリハーサル中とかに泣いてたなって思うと、この1年でいろいろ経験して、9人とも心がたくましくなったなって」

『B.L.T. 2020年6月号』

 

藤吉夏鈴「初めは先輩の世界観を壊さないようにやろうと思っていたんですけど、そういうことを気にしすぎるのもよくないなと思うようになりました」

『BUBKA 2020年11月号』

 

 

2019/12/31、「第70回NHK紅白歌合戦」。

欅坂46は「不協和音」を披露。二期生全員でパフォーマンスをすることは叶わなかったが、オープニングと途中のコーナーを含めると、二期生全員紅白のステージに立つことができた。

二期生がこのメンバーで良かったなと9人で円になって、これからもよろしくねって言い合っている時に思いました。

 

関有美子 公式ブログ

 

大好きな同期とも支え合いながら今年も突っ走っていきたいと思います!

年が明けた後に、二期生で集まってみんなで一つになって抱き合って、

本当に一年間ありがとう、これからも一緒に頑張ろうねみたいな感じの話をしていて

最後は円陣をして、

なんかすごく今素敵な時間過ごしてるな~って思いました。!

 

欅坂46が、心から大好きです。

武元唯衣 公式ブログ

 

 

二期生~♡

毎回言ってるけど、だいすきー♡

松田里奈 公式ブログ

 

 

 

武元唯衣「これまで一期生さんに頼ってばかりだったので、二期生の力で2020年を切り開いていかないとダメなんだなって。2020年は二期生9人で大人になっていきたいです」

『BUBKA 2020年3月号』

 

なんか最近二期生に私の愛を伝えたくて、、笑

この二期生のみんなに出会えたことが私にとってすごく大きくていつも幸せを感じてるの!

なかなか8人全員に向かって直接言うことないからしれっとここで言おう、みんなのことが大好きで本当に出会えてよかった!みんなのことがすごく大切な存在です!

あーやっぱり直接伝えたいな🤔

いつか直接みんなに言えたらいいな

松田里奈 公式ブログ

 

欅って書けない?で二期生9人がチームで対決シリーズ久々だったので改めてこのメンバーは楽しいな!と思いました(^_^)♡

いつもありがとう~

私は本当に部活とか学校に向いてない人間なので

こういってずっと同じ人といるという境遇は珍しいですが悪くないです。むしろよきです。

 

松平璃子 公式ブログ

 

山﨑天「同期には本当に感謝しています。よく『大丈夫?』って気にかけてくれるし、いつも優しくて。多くの時間を9人で過ごしてきて楽しかったので、これからも一緒に頑張っていきたいです」

『EX大衆 2020年4月号』

 

関有美子「誰かひとり欠けてもダメだったと思うし、この9人だったからこそ、ここまで頑張れたんだと思います。欅坂46への加入が決まった次の日が初めてのアーティスト写真の撮影だったんですけど、その時と今とで二期生が集まったときの雰囲気はほとんど変わらないんです。なんとなくみんなの空気感が似ていたから、最初から仲は良かった気がします。それに私は人見知りなタイプなんですけど、初めて会った時から二期生のみんなとは自然に話せたんです」

『別冊カドカワ 総力特集 欅坂46/櫻坂46 1013/1209』

 

2期生のみんなの話をしようかな。

私は結構人見知りなんです。
友達とかもつくるの昔から苦手だったり、
もう、欅坂46のメンバーになる事が決まった時は不安が結構ありました。

人見知りパラダイスだったので、馴染めるかなあと思っていたんです。

、、。

最初はね本当に喋らなかったです。
隅っこで携帯触っちゃう女子でした。

ひたすら映画見て見たり。
服をネットで見たり。

あーー、ひまだなあーって

でも、何故か今は打ち解けちゃって
私が喋りたい時はふらっと2期生の子の肩に顔をのっけにいくんです。そしたらみんなかまってくれるんです。

でも、一人でいたい時もあるじゃないですか。
その時は全然1人で居て、そしたら全然みんなほっといてくれますし。

一人で緊張してたりすると、話しかけてくれますし。

励ましてくれるんです。

、、!!

空気を合わせてくれるんですよねみんな。

はっちゃける時は、めっちゃはっちゃけるんです。

最短でいい仲間ができたって感じがします。

もう好きなんですよ。

いつも楽しそうで愉快な中1らしい天が居たり

意外とお茶目なひかるだったり

面倒見がとてもいい松田ちゃんだったり

とってもお姉ちゃんで安心感のある関ちゃん

行動が面白すぎる井上ちゃんだとか

最近甘えたくなるお姉ちゃんなほのがいたり

とっっても気が合うゆいがいて

一緒にいると落ち着くりこ

こう書いてみると、色んな子が集まりましたね。

でもみんな、わいわいしててとても楽しそうです。

それを見て私もなんだか嬉しくなりますね。
今日も変わらない2期生だなあって。

そんな2期生の楽しそうな姿を見守りたいですね。
(親目線。)

藤吉夏鈴 公式ブログ

 

 

 

2020年、世界的な情勢も相まって思うように活動できない日々が続く。

何人かの一期生は二期生に負い目のようなものを感じていたようだ。

齋藤冬優花「乃木坂さんの四期生や日向坂の三期生が曲を出していたり、活躍するのを目にしていて、それを気にしているのが何となく分かるんですよ。この1年間で一期生は二期生にどれだけ支えてもらったかっていう気持ちなんです。そういう二期生のもどかしさを知って、自分たち一期生が楽しかったように、二期生にも『欅に入ってよかった』って思ってもらえるグループにしなきゃ絶対にダメだなって思いました」

『B.L.T. 2020年6月号』

 

ここから数ヶ月が経ち、7月のオンラインライブで「改名」することが発表されるが、実は改名決定前に最も「改名」に近しい考えを持っていたのは、山﨑天だった。

山﨑天「常に変わりたいと思っているので、次にパフォーマンスするときは新しい欅坂46を見せたいです。まだ力が足りない部分もあるけど、大切にしたいものがあるから、ここで終わりにしたくない気持ちはあります」

『EX大衆 2020年5月号』

山﨑天「このままでは、終われないなって。すごい変化のタイミングっていうか、グループにとって大きいことではありますよね。ただ、慎重に進んで行くだけでは、何も変わらないんじゃないかなって思っています」

『B.L.T. 2020年6月号』

 

特に以下のインタビューは、「改名決定後のインタビューです」と言われたら信じてしまうくらい、「改名」に限りなく近しい考えだった。

山﨑天「今までの欅のことがもちろん好きだし、それがすごく好きで入った二期生も多いし、変わることを認めることって難しいことだけど、それでも変えていかなきゃいけないし、常に新しいものを作っていきたいなって思います。まだまだやっていないことがあると思うし」

『B.L.T. 2020年6月号』

山﨑天「グループとして大切にしたいものはあるけど、それがひびの入ったガラスだとしたら、繊細に扱うんじゃなくて、ぶち壊すくらいの勢いで進みたいとも思っています」

『BUBKA 2020年5月号』

 

そして、これらを裏付ける発言が、改名決定後に彼女自身からされた。

山﨑天「自分はあんまり改名に反対だったわけではないので。前から新しいことをしたいなと思っていたので、こういう形になってよかったです」

『BUBKA 2020年11月号』

 

このように、「改名」を前向きに捉えていた二期生もいたが、当然最初はそうではないメンバーの方が多かった。

一期生と二期生の最大の違いが、「改名」という大きな決断を通じて初めて表に出ることとなった。

一期生と二期生の最大の違い。それは、「欅坂46を知っていたか」だ。

“欅坂46を知っていた” というのは、単に「欅坂46」というグループ名を知っていたという意味ではなく、今では「欅っぽい」と言われるくらい世間に浸透した “欅坂46” を知っていたかという意味だ。

「鳥居坂46」として合格した一期生は、ここまで表現やパフォーマンスに傾注するグループになるとは思っておらず、一方で、二期生は一期生に憧れて「欅坂46」を知っていながら加入した。

「鳥居坂46」に憧れて「欅坂46」に加入することになった一期生と、「欅坂46」に憧れて「欅坂46」に加入した二期生、の違いという意味だ。

もっと平坦に言えば、「鳥居坂46一期生メンバーオーディション合格者」と「二期生全員欅志望」の違いだ。

 

この「ねじれ」については、小池美波と小林由依らが気づいていたようで、改名発表後のインタビューで、「二期生は『欅坂46』に憧れて入ってきてくれたから、ある意味、改名については一期生よりも苦しむかもしれない」という趣旨の発言をしている。

後に一期生が語っていたように、「改名」という決断をした理由の一つは、意訳すると「欅坂46から二期生をまもるため」というものだったが、この「ねじれ」を知っているとなんとも皮肉めいて聞こえてしまう。

藤吉夏鈴「ずっと同じことを考えていました。『学生に響く歌、やりたいな』って。私はそこしかないです。そこにはすごくもどかしさがあって、『ん〜』っていう感じです。大人が伝えるのと現役の人が伝えるのとでは絶対に違うものになると思うから」

 

山﨑天「そのことは二期生ではよく話題になります」

 

藤吉夏鈴「個人的には、今までの歌詞にあった『僕の強い意志』は新しいグループになっても伝えていきたいです」

 

山﨑天「私もそういう曲は好きですけど、壊したいっていう部分もあるかな」

『BUBKA 2020年11月号』

 

藤吉夏鈴「ラストライブの時は、自分の中で気持ちを切り替えられていたんですけど、むしろ今の方が自分だけ “欅に取り残されている感” が強くて。ラストライブの時は本当にスパッと切り替えられていたのに、櫻坂のMVとかを撮っていくにつれて、だんだんと…。たぶん、欅の曲が自分の中でマッチしすぎていて、だから自分だけが今は取り残されているっていうのが、正直な気持ちなんです」

 

森田ひかる「まだ櫻坂になって1か月ちょっとですし、そういう気持ちがあってもいいんじゃないかなって。それは後ろ向きなものじゃなくて、欅に対する思いがあるから、櫻坂でいい作品を生み出そうとする力になっていくと思いますし。“櫻坂46(=欅坂46)” という気持ちになる時も、まだあります」

『B.L.T. 2021年1月号』

 

田村保乃「新しいグループになるっていうのは正直、考えたくなかったです。悔しいし、悲しいし、何より一期生の皆さんが築き上げてくださった欅坂46を現メンバーで終わらせてしまうというのは、卒業された先輩方に顔向けできないなと思いました。先輩方がいなくなってしまって、今の私たちで続けることは無理だと思われているのかなとも考えてしまったんです。それに欅坂46でもっとやりたいこともありました。でもいろいろ考えて、これはマイナスなことではなく前に進むための決断なんだと少しずつ理解できるようになっていったんです」

『別冊カドカワ 総力特集 欅坂46/櫻坂46 1013/1209』

 

 

2020/10/12・10/13、「欅坂46 THE LAST LIVE」。

2日目。会場の真ん中に集まって、輪になってから手を繋ぐ9人。

手を繋ぐことは、完全にアドリブであったと明かされている。

 

関有美子「もともとはみんなで集まって外側を向いて円になるっていう、本当にそれだけだったんです。でも本番当日は自然とみんなで手を繋いでいって。あの時は映像も見ながらすごく懐かしくなってしまいました。それにみんなの手の温もりを感じたことで『9人でいろんなことを乗り越えてきたな』って、これまでのことが一気によみがえってきたんです」

 

武元唯衣「本来は9人がいろいろなところから歩いてきて、クルっと振り返って円になるというだけの演出だったんです。だけど本番、実際にやってみたら円になった瞬間、まず9人の距離がすごく近くて。さらにアドリブというか自然にみんな手を握っていて。振り返った後にもまた手を繋いだんですけど、それもアドリブ。予定していなかったそんなアドリブが2回も来たら無理だよと思って泣いちゃいました。後から映像で見返したら、二期生全員泣いていて。自然と出たアドリブは、これまでいろいろな境遇を共有してきたからこそ生まれた感情なんだろうなと思いました。『今までいろんなことがあったけど、一緒に乗り越えてきたよね』という強い想いみたいなのが、繋いだ手から伝わってきた感じがして、うれしかったですね」

 

松田里奈「あの二期生ヒストリー映像、すごく好きでした。曲が始まる前に9人で外側を向いて円を作ったんです。そしたら、私の隣は唯衣ちゃんだったのかな?急に手をぎゅっと繋いできて。そんなふうに、あの時は二期生全員が自然に手を繋いでいました。その時、9人でやってきた時間を思い出したし、同期がこのメンバーでよかった、この9人で活動できてうれしかった、そして何度も言いますけど、自分の人生のなかで出会えてよかったなという想いが溢れてきたんです。それから、これからも大切にしていきたいな、大好きだよって気持ちになりました」

 

松平璃子「あそこは舞台監督さんから『音楽が流れたら9人それぞれが四方八方から入場して、円になったら外側を向いて』とだけ言われていて。ずっとその通りに練習して、ゲネプロもそれで通していたんです。でも本番は誰がきっかけだったのかはわからないんですけど、輪になって外を向いた時に自然とみんなで手を繋いでいって。アドリブだったのでびっくりしたんですけど、たぶんみんなに『一緒に頑張ってきたね、これからも頑張ろうね』みたいな気持ちがあって、手を繋いでしまったんだと思うんです」

『別冊カドカワ 総力特集 欅坂46/櫻坂46 1013/1209』

 

 

ラストライブが終わり、「櫻坂46」として活動をスタートしようという頃、何かが溢れ出すかのように、解き放たれるかのように、二期生がこの2年間、大切に慎重に避けてきたと思われるあることに言及するようになった。

 

関有美子「やり切れたなって思います。2日間でセットリストが全然違って、いろんな曲を披露して、そこに二期生もほとんどの曲で参加することができて。これまでだったら誰かが21人の中に入れずに見ているという状況が当たり前だったので、ステージでみんな揃ってパフォーマンスできていることはすごくうれしかったです」

 

武元唯衣「どうしても最初は『二期生という存在をファンの方に受け入れてもらえてないんじゃないか』と感じることが多くて、認めてもらえるように、9人それぞれが必死でした」

武元唯衣「偶然にも今いる一期生さんと二期生合わせて21人というだけのことかもしれませんが、初めて二期生全員で全曲出られたというのはグッときました。二期生はそれまでどうしても “かわり” としての出演でした。もちろんその “かわり” にみんな懸けていて、ひとつひとつのポジションを大切にしていたし、気持ちを込めてやっていました。そしたら今回は二期生全員が21人曲に入れることになって。スタッフさんに『もうあなたたちはかわりじゃないよ』と言われた時にはいろんな感情が込み上げてきました。これまでも何度か『9人で一緒のステージに立てたら報われた気持ちになるよね』という話をしていて、最後の最後に9人で一緒にステージに立てたので、頑張ってきてよかったなと思いました」

 

田村保乃「ほぼ全曲参加できるのは初めてだったので、それを聞いた時は素直にうれしかったですし、二期生みんなで喜びました。全員いるのといないのとではどこか違う気がしました。リハーサルをやっていても今までなら半分のメンバーがそれを見ている状態だったけど、今回は全曲ずっと、みんなでパフォーマンスに参加できていて。その状況にも感謝しないといけないなと思いました」

 

松田里奈「少しは認めていただくことができたんじゃないかなって、自分では感じています。当時、欅坂46に新しいメンバーが入るなんてっていうファンの方も多かったことは私たち二期生も感じていましたし、二期生にはもともと欅坂のファンだった子もいるので、その気持ちがわかるメンバーもいたと思います。そんな声はありましたけど、二期生として活動していくにつれて、『欅に入ってきてくれてよかった!ありがとう!』っていう言葉をファンの方から頂くようになったので、少しずつ二期生が認められていったんじゃないかなって、今は思っています」

 

松平璃子「二期生は今まで、卒業されたりお休みしている先輩の穴を埋めることが多かったんです。でも今回はほぼ全曲に出演させていただけることになって、21人の楽曲には二期生全員が参加できました。これまで9人で頑張ってきたけど、あらためて、このライブに二期生みんなで携われることはやっぱりすごくうれしかったです」

松平璃子「やっぱり先輩方には “一期生21人の絆” っていうものがあるのを強く感じていました。だから『ひとつの形ができているところに私たちが入っていっても受け入れてもらえるんだろうか』という、ファンの方々がどう感じるかへの不安がみんなにあったんです。その想いから始まって、二期生は欅坂46として何か成し遂げられたとも言えないまま、グループが区切りをつけてしまう悲しさはあったけど、『この9人で頑張ってきた時間は間違いじゃなかったんだ』っていう確信をあの瞬間にあらためて持つことができました」

 

森田ひかる「今回は一期生さんと二期生合わせて、オリジナルの21人の人数で参加させてもらったんですが、全曲9人みんな入ることができたので、すごくうれしかったんです。みんなもすごく喜んでいたので、頑張ろうと思いました」

『別冊カドカワ 総力特集 欅坂46/櫻坂46 1013/1209』

 

偶然なのか、必然なのか、ラストライブに参加した一期生は12人で、二期生9人を合わせると、“21人” となった。

 

 

松田里奈「欅坂46に加入してから1年半の間、たくさんのライブに参加させていただいて、音楽番組に出演することもできたけど、二期生として何かひとつの形を残すことができたのかと考えると、決してそうじゃなくて。二期生それぞれがそんな寂しさを感じているんじゃないかと思います」

松田里奈「正直な気持ちを言えば、欅坂46の期間に二期生9人の曲をいただきたかったという気持ちもありました」

 

藤吉夏鈴「私もその気持ちはあって。というか、最近になってその感覚が芽生えたんです」

『EX大衆 2020年11月号』

 

 

なぜ、二期生は愛されるようになったのか?

 

 

ファンが知り得ることは表に出ていることだけで、それ以上は想像するしかないが、もし「誰がその鐘を鳴らすのか?」が欅坂46を歌った歌なら、「愛の救世主」とは9人のことだ。

 

 

なぜ、二期生は愛されるようになったのか?

 

 

 

二期生が欅を愛していたから。


 

 

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